食と思考を変えて、健康に!
   
  今まで、歯と全身とのかかわりや歯の話をしてきました

現代医学では、歯科と医科に分かれており、1つの体を歯科と医科では別々の先生がみます

歯科と医科の境にある病気は、歯科からくる医科の病気なのか、医科からくる歯科の病気なのかは
なかなかみわけることができません



たとえば、あごが痛いとき、耳や目まで痛くなるときがあります
一般の人は、あごが痛いと
どこに行っていいかわからないですよね

あごの痛みの原因は、むし歯、歯肉の病気、関節の痛み、あごの筋肉の痛みなどが一般的ですが
耳や目、しいては頭まで痛くなることもあります
頭や耳が痛いので、耳鼻科や脳外科に行っても原因がわからないことがあります

歯や歯肉、あごの筋肉、関節からの原因で痛みが出ているからです


また、目の知覚は三叉神経の眼神経といって、歯をつかさどっている神経と同じ神経です
同じ神経系統で、他の場所に痛みの原因があると
他のところで痛みを感じてしまうことを関連病といいますが、あごの関節の痛みや筋肉痛が出ると
耳の痛みとまちがえることがあります

耳の少し前方にあごの関節と、耳のまわりにあごを動かす筋肉があるからです。

むし歯や歯肉の痛みがひどいと、頭が痛くなったりするのは経験された方は多いと思いますが、そのとき
むし歯が大きかったり、歯肉がはれていれば、それが原因だとわかりますが
むし歯が見えない場所にあると、歯が原因であることを見落としたりします

歯が原因による頭痛だと思われる例として、かみ合わせが悪いということもあげられます
かみ合わせが悪いと、顔の筋肉の左右どちらかに筋肉疲労が出ます

その疲労は筋肉の痛みとして出ます
あごの筋肉、ひいては首の筋肉にまで障害が出ることもあります
首のまわりのこりや、肩のこりとして、症状はだんだん悪くなり、頭痛を引き起こします

首には、左右にけい動脈という動脈が流れています
血液中のヘモグロビンは、酸素を運んでいるため、これらの動脈がこりによって流れが悪くなると
酸素の量が少なくなって頭痛が出るのです

ちょうど高い山にのぼって、酸素が少なくなって、頭痛やはき気をもよおすのと同じ症状が出ます

むし歯や、歯槽のう漏によっても身体に悪影響が出ます
むし歯や歯槽のう漏は、なりにくい人となりやすい人がいますが、それを局所的ととらえないで
全身的で考えることが大切です
食生活や精神状態で体調の不調和がひどくなることがあるからです

身体は肉体と心にわけることができます
一般に「心」と言われるところは「思考」です
本来心というものは別のところにありますので、思考はいくらでも変えられるし
食生活もいくらでも変えることができます

むし歯や歯槽のう漏はひどくならないようにすることはできますが、一度むし歯で歯がこわれてしまうと
復元することはできません
人工的に治すしかないのです。また、歯槽のう漏もあまり進行がひどいと
歯を抜かなければなりません

毎日の生活を、食と思考を変えることによって健康は維持されます